9/17「2005年 バリ州 文化功労賞〈伝統音楽部門〉受賞 お礼のご挨拶」
“ジェゴグ音楽・復活を思い浮べて!!”

                I・Ketut Suwentra(イ・クゥトッ スウェントラ)
                Yuliastuti Kazuko(ユゥリアスツティ 和子)


この度バリ州政府より文化功労賞〈伝統音楽部門〉を受賞させていただきました。
インドネシアはじめ日本・諸外国のみな様からたくさんの祝いを頂きました。
お一人お一人お礼状をお届け出来ないのですが、この書面を通じて熱くお礼申し上げます。
TERIMA KASIH!!

この賞は、長い道を共に歩んで来てくれました農民団員達をはじめ、家族や友人、そして、ジェゴグ音楽を長期に渡り熱いご支援をいただいております(株)カンバセーション製作企画会社様、後援主催者(都・州・市・県庁)様と、多くのジェゴグ音楽ファンの皆様と共に頂きました勲章です。
 
今、振り返れば二十数年前、父の昔話を聞く中に、ジェゴグ音楽への深い思い出が残っている事を知りました。
それは村の生活の中から誕生した文化芸能で、父の青春時代の思い出で、私もよく膝の上で聞きながら育ちました。
一度は演奏禁止令の為(オランダ国政策)、村の娯楽『ジェゴグ楽器』は枯れ木の屑同様に農家軒下に置かれてありました。その無惨な姿に心を痛めていた父が私達夫婦に望んだ事は、今一度、ジェゴグ音楽を村にて演奏の出来る時を作る、という事…。
父から聞いた話を復活資料の基に、演奏長老者を訪ね、楽器の歴史・竹鍵盤の音階チューニング・楽器足作り等を調べながら復活運動に歩きました。
時間と資金が続く限り、村々を歩きました。
それから1チーム・2チーム・3チーム・・・・・・と、ジェゴグチームの活動が始まりました。
現在では西部バリ・ヌガラ地方に数十ジェゴグチームが結成いたしました。
父が思い描いた以上のチームが誕生したのです。
そして、今や世界中でジェゴグ音楽(楽師)として認められ活躍するに至っております。

復活させて二十数年。今は強い『ジェゴグ音楽』という根っこが植え付きました。
私達はこの素晴らしい文化芸能『ジェゴグ音楽』の誇りと伝統あるものが故の責任を、引き継ぐ後継者を育てるのが努めと思いながらも、少しずつ宗教・文化を忘れつつある若い世代が心配ではあります。
が、それぞれの親が残した根から育った若木を、これからも大事に育て、また見守っていこうと思っています。
それが今の、そしてこれからの私達夫婦の努めでもあり、願いです。


これかも皆様のご支援を頂き体が動く限り演奏続けます!!
又、バリ島そして日本公演にてお会いできる日を楽しみにしております。! 
 
     
 
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